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最近買った漫画や小説の紹介

創作物の更新無いのに Wavebox 押してくださった方ありがとうございます!!!
本日も雑記です。

皆さんPokémon Sleepやってらっしゃいますか? 私は毎日睡眠計測を欠かさず行っています。

9/29 から 9/30 にかけてはグッドスリープデーの満月の日でしたね。

私はおこうを二つセットして「ねむる」ボタンを押し、カビゴンがきのみを食べきるアニメーションが長いので終わるのを待たずにすぐ端末を伏せて寝たのですが、目が覚めたらアプリが落ちていて、起動したらカビゴンが眠りにつくアニメーションの途中から再生されて、少ししたらエラーでタイトル画面に戻されて、再度ゲームを起動したら私が「ねむる」ボタンを押した事実が無かったことにされ、カビゴンたちは朝を迎えていました。

 

そんな……そんなことってある……?

私はちゃんと……睡眠スコア 100 が取れるように八時間半の睡眠時間を確保して……ねむるボタンを…………。

 

とりあえずポケモンの体力を回復させるために手動で睡眠時間を入力したらボーナスポイント 1000 ポイントだけは得ることができました……。

ちなみに睡眠計測を行ってないことにされたのでおこうは消費されておらず、手動入力でもおこうは消費されませんでした。

私は使われなかったおこうを回収しました……悲しい……。

 

というわけで昨日はやけ食いして漫画と小説を読み漁りふて寝しました。

来週の日曜日に資格試験があるので全然そんなことしてる場合じゃないんですけどね。その資格が活かせることは無いであろう会社に転職してしまったので、落ちても大したダメージはないんですが……。


前置きが長くなりましたが、試験勉強に対するやる気が全くわいてこないので比較的最近買って読んだ漫画と小説のご紹介です。

『貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい』

著:中村 颯希(小説), わるつ (キャラクターデザイン・表紙・1巻挿絵), 西村 和笑 (2巻挿絵)

こちらはコミカライズされた漫画経由で知りましたが、原作小説を買いました。

主人公のローザが現実の男性に対して BL 妄想を繰り広げるタイプの女性なので、苦手な方は読まないほうがいいです。
私は特に気にせず読みました。

* * *

内容は、ローザのちょっとずれた思考に基づく行動が高潔な振る舞いであると誤解され、本人の意思とは関係なく完璧な令嬢として認識されていくというコメディです。

イライラする要素はほぼ無く、安心して読めると思います。

ローザの認識と周囲からの認識のずれは多岐に渡るのですが、たとえば「ローザは真実を見抜く瞳を持っている」というのは周囲が間違っていて、偶然ローザが真実を見抜いているように見えるだけです。
一方「ローザは非常に美しい少女である」というのは客観的には正しいのに、ローザ自身はそう思っていません。

こういうギャップを面白がって2巻まで読んでいくと終盤に気づきがあって「ああ~……」となります。
よくある設定だと思ってスルーしてたらそうじゃなかった的な……。あ、それには理由があったんだ、みたいな……。

詳しく書くとネタバレっぽくなるので控えますが、自分が物語を書く上で参考にしたいと思いました。

(良いと思った点が本当にネタバレになってしまうので紹介文が短い)

『悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』

著:白梅 ナズナ (漫画), まきぶろ (原作), 紫 真依 (キャラクターデザイン)

こちらはコミカライズされた漫画を読んで面白いな~と思い、そのまま漫画を買いました。
あと原作小説のWeb公開版がまだ全編公開されているのでそれも読みました。

* * *

生前プレイしていたゲームで推していた悪役令嬢レミリアの体に転生してしまったエミは、彼女を幸せな女の子にするため奮闘するが、努力空しく悪事をでっち上げられて婚約者や幼馴染から断罪されてしまう。

絶望したエミの精神は眠りにつき、代わりにずっと内側からエミの奮闘を見ていた本来のレミリアの人格が表に出てきて、「エミの『レミリア』」の名誉を回復し、幸せな女の子にすることのために動き出す――という面白い設定の話です。

いわゆる『ざまぁ』展開の話は、そこに至るまでの胸糞悪い展開が長すぎると気分が悪くなってしまって読めないのですが、本作はエミが陥れられる部分が前座であるためさくっと終わります。
その後は危なげなくスピーディーに無双するため、こちらも安心して読めます。

あとコミカライズは転生者のエミが中にいたときの『レミリア』と、本来のレミリアの違いもわかりやすいですし、ただ美男美女を描けるだけではなくて星の乙女の醜悪な本性を晒した表情なども素晴らしいですし、途中で出てくるおぞましい神の描写もとても良かったです。

それと、これは原作Web小説を読んだ感想なんですが、主人公を断罪した側の男たちについて「ヒロインに篭絡されてヒロインの言うことを鵜呑みにした」で片づけず説明していていいな……と思いました。

たぶん私だったら「星の乙女が天才的手腕でいじめの証拠を捏造していたんだから、信じてもしょうがないよね?」となるんですけど、本作は更に踏み込んで「それでも『レミリア』を幼少期から知っていた彼らなら、証拠の捏造を疑えたはずだ」という点に言及していてすごいなと思いました。

人って信じたいものしか信じないんだなって感じ……。


来週の試験の勉強をしないといけないのですが今とても眠いです。

おわり